~入院時食事療養・在宅医療編~
医療事務試験合格に向けての予想問題、「入院・入院時食事療養」「指導管理等」「在宅医療」についてまとめています。
~入院・入院時食事療養に関する問題~
次の文章のうち、正しいものには○、誤っているものには×をつけなさい。
①悪性腫瘍の患者が、退院後1月内に再入院した場合には、前回人院時の入院日を起算日として、入院料を算定する。
②当月1日より末日まで療養病棟入院基本料を算定している患者に対して行った検査の費用は療養病棟人院基本科に含まれるが、検体検査判断料は別に算定できる。
③有床診療所へ入院中の患者が、他の病床から療養病床へ移動した場合、移動の当日は有床診療所療養病床人院基本料を算定する。
④6歳未満の乳幼児に対して算定される救急医療管理加算は、乳幼児救急医療管理加算150点である。
⑤入院時食事療養(I)を算定する保険医療機関で、療養病棟に入院中の患者が食堂における食事療養を行った場合は、食堂加算の算定の対象とはならない。
⑥小児入院医療管理料の届出を行っている保険医療機関では、入院中の15歳末満の患者すべてについて、小児入院医療管理料を算定しなければならない。
⑦短期滞在手術基本料1を算定した場合は、入院の診療報酬請求明細書により「特定入院料・その他」の項で算定する。
⑧難病患者等入院診療加算は、特殊疾患入院施設管理加算を算定している患者については、併せて算定することができない。
⑨産婦の入院に伴い、健康な新生児を在院させた場合は、乳幼児加算の算定の対象とはならない。
【答え】①○、②×、③○、④×、⑤○、⑥×、⑦×、⑧○、⑨○
~指導管理等に関する問題~
次の文章のうち、正しいものには○、誤っているものには×をつけなさい。
①特定疾患療養管理料を算定している患者に対し、電話再診時に当該管理を行った場合は、管理料を算定することはできない。
②出生時体重が1500g未満だった6歳末満の外来患者は、疾患の種類に関係なく、小児科療養指導料の算定の対象となる。
③手術前医学管理科を算定した患者に対して、手術前1週間以内に末梢血液一般検査を2回行った場合、検査料は2回分とも手術前医学管理科に含まれる。
④医師が指示を行い、救急救命士を患者の発生した現場に赴かせ必要な処置等を行わせた場合、初診料、再診料又は外来診療料と併せて救急救命管理科を算定する。
⑤前回来院時に内服薬を7日分処方し、併せて薬剤情報提供料を算定した患者に対し、同一月に同じ薬剤を14日分処方し、薬剤に関する情報を文書により提供した場合は、再度薬剤情報提供科を算定することができる。
⑥開放型病院共同指導料(I)は、自己の診察した患者を開放型病院に入院させるため、紹介した場合に算定することができる。
⑦手術後医学管理料は、手術の翌日から起算して3日以内に包括となる検査を行わなかった場合も算定できる。
⑧気管支喘息の患者に対し、ピークフローメーターによる計画的な治療管理を行い、かつ日常生活についての指導を行った場合、特定疾患療養管理料と喘息治療管理料の双方を算定することができる。
【答え】①○、②○、③×、④×、⑤×、⑥×、⑦○、⑧○
~在宅医療に関する問題~
次の文章のうち、正しいものには○、誤っているものには×をつけなさい。
①在宅患者訪問診療を行った後、同一日に往診を行った場合の往診料は、いかなる場合においても算定できない。
②在宅訪問リハビリテーション指導管理科は、医師の診療に基づき、理学療法士、作業療法士又は言語聴覚士が療養上必要な指導を20分以上行った場合に算定する。
③在宅白己腹膜灌流指導管理料を算定している外来患者に行った人工腎臓または腹膜灌流に係る費用は、すべて算定できない。
④入院中の患者を、入院基本料を算定した日に保険医療機関の救急用自動車で他の保険医療機関に搬送した場合、救急搬送診療料は算定できない。
⑤在宅肺高血圧症患者指導管理料を算定する患者に投与するプロスタグランジンI2製剤は、1回に30日を限度として投与することができる。
⑥風邪のため、患家の求めにより診療時間内である午前11時に緊急に往診を行った場合、緊急往診加算を算定することができる。
⑦在宅患者訪問看護・指導料を算定する患者のうち、在宅移行管理加算の対象となるのは、人工肛門又は人工膀胱を設置している患者のみである。
⑧在宅末期医療総合診療料は、該当する患者に対し、暦週において週1回の訪問診療を含む週4回以上かつ週4日以上の訪問診療または訪問看護を行うと、7回分算定できる。
⑨在宅時医学総合管理料は、医師又は看護師等の配置が義務付けられている施設に入所している患者については、算定の対象としない。
【答え】①×、②○、③×、④○、⑤×、⑥×、⑦×、⑧○、⑨○